夏の金曜アンケート:私たちが学んだこと

最近、Linkedinを通じて夏限定で、毎週の金曜日にアンケート調査を行いました。メンタルヘルスへの関わり方、保険の選び方、ウェルネス関連テクノロジーなどに対するみなさんの考え方について調べてみました。その集計結果からわかったことを紹介してみたいと思います。
アンケート投票その1: メンタルヘルスの透明性について
「職場で優れたメンタルヘルスサポートが導入されていれば、職場または保険会社からのメンタルヘルスに関する質問に答えてもいいと思いますか?」
- はい、職場であれば抵抗はない - 4%
- はい、保険会社であれば抵抗はない - 26%
- 上記両方とも当てはまる - 48%
- いいえ、抵抗がある - 22%
メンタルヘルスに関する社会的な偏見が徐々に薄れる中、ご自身の経験を職場または保険会社と共有してもいいと考えている人が多いようです。驚くことに48%もの人が両方のサポートに投票し、職場と保険会社の両者ともメンタルヘルスに対して積極的に貢献できることが示されました。これは、職場と保険会社がウェルビーイング向上において重要な役割を果たせるということになります。
インサイト:「職場と保険会社の共生関係は、多角的な観点から見た懸念事項に対処し、新たなメンタルヘルスサポートの時代を促すことができます。」
アンケート投票その2: 保険による包括的な保障は欲しいですか?
「保険商品を買う際、健康&ウェルネスに関するサポートも含まれていることはあなたにとって重要ですか?」
- はい、とても重要 - 27%
- はい、かなり重要 - 32%
- 他のソリューションを使っている - 19%
- 興味ない - 22%
保険に関していうと、健康&ウェルネスは重要な位置を占めているようです。そのようなサポートがあることを重要視しているという回答が合わせて59%あり、保険と健康全般との間には関連性があるという認識が増えているようです。
インサイト:「 保険と健康&ウェルネスの取り組みとのつながりは、世間が積極的なヘルスケア戦略に大きくシフトしているという表れです」
アンケート投票その3: 健康&ウェルネス相談についてChatGPTが与える影響
「ChatGPTを使って健康&ウェルネスについて相談したことがありますか?もししたことがあれば、その感想は?」
- はい、役に立った - 27%
- いいえ、参考にならなかった - 14%
- 今後使ってみたい - 50%
- プライバシーのことが心配なので使いたくない - 9%
このデジタル時代のなか、AI基盤のプラットフォームに相談を求めることが当たり前となってきました。アンケートの結果によると、ChatGPTが役に立ったと思う人が多くいる一方で、プライバシーを懸念する声もありました。とはいえ、回答者の半数が今後は相談手段として取り入れたいと考えているので、やはりAIは大きな影響を持っています。
インサイト:「AI基盤の相談サービスは、健康に関する情報を提供するのに優れた利便性があります。ただし、プライバシーに関する懸念に対処しないと、その十分な活用を図れないでしょう」
アンケート投票その4: 若者世代に向けた保険ストーリーを創る
「ミレニアル世代とZ世代に最も刺さる保険のマーケティング手法はなんだと思いますか?」
- TikTok/インスタグラムの動画 - 54%
- DM/Eメール - 6%
- ソーシャルメディア広告 - 37%
- その他 (以下のコメントを参照)- 3%
ミレニアル世代とZ世代の注意を引くには、ソーシャルメディアに勝る方法はないと言えます。回答者の54%ものがTikTokやインスタグラムの動画に投票しました。若い世代を引き付けるには、やはりビジュアルで訴えるのが最も効果的だということがわかります。
インサイト: 「保険マーケティングの未来は、若い世代に響く簡潔で視覚的に魅力的なストーリー作りをマスターすることにかかっています」
アンケート投票その5: 保険金請求の難題
「保険金請求において何か不満はありましたか?」
- 非常に満足 - 13%
- どちらかといえば満足 - 53%
- ニュートラル- 13%
- 不満 - 20%
保険金請求に対する満足度はまちまちです。53%が「どちらかといえば満足」と回答したのに対し、20%という高い割合が「不満」と答えています。これは、保険会社が請求プロセスにおいてまだ改善の余地があり、一貫して満足した体験を提供する必要があることを示唆しています。
インサイト: 「保険金請求で良い体験を提供することで、競争の激しい保険業界において差別化要因となり、全体的な顧客満足度を向上させる可能性があります」
アンケート投票その6 & 7: 都度払い制の枠組み
「日々発生する支払いの際に、その金額の僅かな割合を保険料に充当するスタイルの保険に興味ありますか?」
- はい、良いアイディアだと思う - 61%
- いいえ、興味ない - 6%
- もっと詳細が必要 - 33%
都度払いというコンセプトの保険は関心を引き、回答者の61%が革新的なこの保険スタイルに興味を示しました。これは、個々のニーズに合わせることが可能で柔軟性を持った保険モデルという広範なトレンドに紐づけることができます。
「必要な時だけ保険料を支払う望ましい方法は?」
- 何かの買い物ついでに少額を追加して支払う - 31%
- 固定額を追加して毎日支払う - 13%
- Yという項目を支払う度にX%を追加で支払う- 56%
インサイト: 「都度払いタイプの保険の台頭は、今日の進化し続けるライフスタイルと共鳴できるフレキシブルでカスタマイズ可能な保障に需要があると示しています。
アンケート投票その8: 健康とウェルネスアプリのカスタマイズ
「健康&ウェルネスアプリで最も価値があると思うコンテンツは何ですか?」
- コーチング - 20%
- 毎日の運動 - 32%
- グループチャレンジ - 8%
- 特典 - 30%
健康&ウェルネスアプリのコンテンツに対する好みが人によって異なるため、この領域はニーズが多様であることを窺い知ることができます。
インサイト:「個々のウェルビーイングの道のりが異なるため、それぞれに合わせたコンテンツをカスタマイゼーションできるかが、健康&ウェルネスアプリを設計するカギとなります」
結論:インクルーシブかつホリスティックな未来を築く
私たちのLinkedInを使った一連の投票調査は、多くの統計情報を特集し、様々な考え方や視点を明らかにしました。メンタルヘルスの透明性から革新的な保険モデルまで、ウェルビーイングへの道のりは、進化し続けるナラティブやカスタマイズされたソリューションへの絶え間ない追及で構成されています。これらのインサイトが保険会社にとって健康的でつながりのある未来を創造するうえで役立てられたらと願います。