保険の加入:きっかけは身近なところから

Purchasing Insurance min

有名な老子は「千里の道も一歩より始まる」と言いました。

保険契約者が保険に加入するはじめの一歩は何でしょうか。今年度の世界消費者調査で世界中の12,000人に質問しました。

  • #1 保険加入のきっかけは、友人や家族の勧めが一番

保険に加入する義務がある場合は、消費者は選択肢が限られているかもしれません。しかし、すぐに必要ではないが、備えたい保障に関しては、何が人を動かし加入に至るのでしょうか。人々が決定する過程のインサイトを得るために、回答者に損害保険、生命・医療保険どちらにも関する直近の保険加入について聞きました。加入のきっかけを知るために、更なるアドバイスや情報を求めに行ったか、そしてどのように完了させたかまで細かく探りました。

重要な最初の一歩となると、友人や家族の勧めが加入のきっかけとして最も選ばれていました。損害保険に加入した26.7%、そして生命・医療保険に加入した31.6%がそのように回答しました。

ReMarkの世界消費者調査では、生命・医療保険への加入のきっかけを数年にわたり、調査しており、友人や家族の影響力は以前から注目していました。彼らの影響力は、損害保険にまで及ぶようです。口コミの重要性は、消費者とのいかなるインタラクションにおいて前向きな印象を築いていくことがいかに重要かを示します。これらの印象が個々のお勧めへと繋がっていきます。

データによると、損害保険、生命・医療保険のどちらでも、保険のパンフレットは加入のきっかけとしては最も選ばれなかったということがわかりました。特に若い世代では顕著でしたが、高齢層向けの保険商品ではまだパンフレットを活用する余地はあるかもしれません。

アドバイスと販売チャネル

加入のきっかけとして友人や家族が重要な役割を果たすと明らかになりましたが、消費者は保険に関するアドバイスに関しては、専門家に意見を求めるようです。半分以上の回答者が保険代理店または独立系のファイナンシャルアドバイザーに意見を求めることがわかりました(損害保険:52.3%、生命・医療保険:56.1%)

第一印象の重要性

保険の不思議なところは、保険に加入する人は、その保険を使う必要がないことを望んでいるということです。保険金請求をする人は、保険に加入してから、だいぶ時が経った後に、生命保険の場合はおそらく何年も経ってから、その効果を実感することになります。保険加入の過程においての消費者の体験は、恐らく唯一の指標ともいえる指標であり、保険金請求時に消費者が予想するサービスに対する評価の指標となります。

保険商品という商品は抽象的なため、保険会社にとって良い第一印象を作るのはより重要なことです。調査に参加した回答者の中で、過去二年間のうちに保険契約をした人たちに、保険加入プロセスについて評価してもらいました。プロセスにおける6つの異なる側面から評価されました。回答をもとに、6つそれぞれのエリアを損害保険(P&C)、生命・医療保険(L&H)で分けて、5段階評価の図を作成しました。

改善の余地があるエリアもありますが、保険会社にとってこの結果は多少安心できるのではないかと思います。消費者が保険に加入する、または保険金を請求する、どちらにせよ、彼らが受けたサービスによって、保険会社そして加入した保険商品に対する印象が決められるようです。

しかし、契約更新時に消費者がどのような行動を取るかについての回答では、保険会社にとって明るいニュースもあります。消費者にとって価格比較サイトがお買い物するには便利なようですが、ほぼ半数の回答者(45.8%)が同じ契約を継続すると回答しました。惰性がそうさせていると否定はできませんが、いずれにしても、保険会社のサービスに満足しているという指標にもなります。5分の1(21%)のみが他の保険会社の保険を検討すると回答しました。