Na Jia: CEOとして変革し続けた5年の道のり

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2017年7月にNa JiaはReMarkのCEOに就任しました。それから5年、彼女が歩んできた道のりを振り返り、ReMarkの変革、そして企業の将来について語りました。

ReMarkのCEOに就任して5年になりますが、この5年間をどのように振り返りますか? 

私たちは5年前に変革戦略に乗り出しました。その変革を『Journey to Insurtech』と名付けました。私たちの最終目標は、人々を助けること、人々により良い、より簡単な保険体験を提供することです。私たちは会社を立て直し、赤字の状態から、現在では、非常に健全な利益を上げています。また提供するサービスの幅を広げました。従来のマーケティング施策から3つ主要なサービスを提供するようになりました。

  • 消費者インサイト。世界規模の消費者調査を行い、私たちのデータモデリングは、施策に大きな変化をもたらしています。
  • 多様なマーケティングソリューション。引き続きマーケティング施策も行っていますが 、現在では、よりオムニチャネルに組み込まれた施策、ソーシャルメディア、パーソナライズ動画や、AIなどを含んだものを実施しています。その観点で、テクノロジーは非常に重要な役割を担っています。
  • テックソリューション。マーケティングソリューションに加え、ヘルス&ウェルネス、アンダーライティング、保険金請求ソリューションなどのテックソリューションの提供も行っています。

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企業という観点では、ReMarkはますます国際色豊かになっていると思います。世界に点在する17のオフィス、40カ国以上の国籍からなる250人の社員がおり、41カ国のお客様のビジネスをサポートしています。この変革戦略はReMarker(社員)の存在なくして、あり得ませんでした。彼らがこの戦略を信じ、それを実行し 、そして、今お話したことを実現してくれました。この変革の道のりを共に歩むことができ、社員には大変感謝しています。

ReMarkの将来についてどのように考えていますか? 

私はとても楽しみにしています。ReMarkはSCORのデジタル・ソリューション・プロバイダーとなります。生保、損保を含むすべての事業分野に広がっていくでしょう。また、ReMarkが現在ビジネスを展開している市場だけでなく今後はSCORが現在展開しているすべての主要市場にも広がっていきます。

消費者のトレンドは日々変化し、消費者の期待も高まっています。私たちが事業を展開する環境は、今後ますます複雑になっていくでしょう。その環境変化に迅速に対応し、解決策を生み出すために私たちは常に集中し、素早く行動することが求められます。

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この5年間で最大の学びとなったことは何ですか?

まず最初に頭に浮かんだのは、ヘルス&ウェルネスという分野です。5年前、私たちには何の専門知識もありませんでした。ReMarkの志を持った仲間たち、そして株主であるSCORとともにBAMと呼ばれる概念を開発しました。生物学的年齢モデルです。

社内のチームがそのモデルを搭載したモバイルアプリを開発しました。「健康で若々しく」というコンセプトのもと、保険料の割引に繋がり、顧客との信頼関係構築に役立つツールです。そのアプリの名前は「Good Life(グッドライフ)」です。

大多数の人にとって、保険は不快で面倒なものであると考えられています。iPhoneなどの端末とは違い、すぐに満足が得られるものではありません。しかし、ヘルス&ウェルネスは、その概念をまったく別の次元に変えることができます。人々が積極的に心と体に意識を向けることをサポートすることで、 人々の健康、生活に大きな変化をもたらしているのです。

Na Jia Chief Executive Officer

ReMarkがヘルス&ウェルネスを重要視する理由は何ですか?

ヘルス&ウェルネスは、私たちのビジョンとミッションに通じるものがあります。私たちは、人々にとって素晴らしい保険体験を創りたいと考えています。現実では、大多数の人にとって、保険は不快で面倒なものであると考えられています。まず、この目に見えない保険という商品を買うために、彼らは自分のお金を手放さなければなりません。iPhoneなどの端末とは違い、すぐに満足が得られるものではありません。

しかし、ヘルス&ウェルネスは、その考え方をまったく別の次元に変えることができます。人々が積極的に体を動かし、健康的になることをサポートし、 それが人々の若々しさにつながります。そうすれば、保険料の負担が軽くなり、生活の質が向上し、長生きできるようになるのです。時間をかけて、消費者に満足いただくことができ、この好循環から、保険会社も利益を得ることができるのです。