Henri Douche: 保険の価値、ESG、そして高まるテクノロジーの活用について
新シリーズ「Insurance & Beyond」の最初のビデオでは、再保険会社SCORの損害保険部門と生命保険部門のプロダクト&イノベーション責任者であるHenri Doucheに話を聞きました。保険セクターの価値、関心分野であるESG、テクノロジーの統合の進展について語っています。
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設定の変更なぜ保険業界はユニークなのでしょうか?
「これほどまでにプロバイダーと顧客の利害が一致する業界は他にないでしょう。価値は人にあるものだと思っています。確かに資本は必要です。例えば、木工を考えてみてください。資本は私たちの木材です。必要なのでいいことですよね。しかし、木材を何か有用なものに変える大工がいなければ、少し損をしてしまいます。それが、私たち保険業界のユニークさだと思います。」
保険はどのように変化していくと考えていますか?
「顧客とプロバイダーの関係は大きく変化していると思います。新しい世代の顧客は、保険金請求があったときに保険金を支払うだけでなく、プロバイダーに対してより多くのことを求めています。それに対して、私たちは、顧客が事前に問題を回避できるようにしながら、必要なときには保険金を支払うという、より包括的な関係へと移行する必要があるのです。
さらに重要な側面は、ESGです。ESGは今後大きく変わっていくでしょう。商品面で満たすべき新しいニーズや新しいバリューチェーンなどを意味しています。また開発する商品にこのような根拠を当てはめていくことも重要でしょう。そうすることで、私たちはクライアントのESG目標達成のための道のりをスタートするのに役に立つことができます。
新しいテクノロジーを活用する上で考えなければならないことは何ですか?
「テクノロジーは透明性があることが重要です。テクノロジーは、今日もそして、未来でもディストリビューション、商品開発、価格設定、コーチング、そしてリスク回避の基礎となるでしょう。
ReMarkの世界消費者調査で明らかになったことは、多くの消費者が保険会社に情報を共有することに前向きであるということです。ですが、無秩序な方法や、情報を共有する代わりに何か更なるサービスを得られない場合は前向きではありません。倫理的な方法で、そして常にお客様の利益のために、その可能性を最大限に活用し、トレードオフを見つけるということだと思います。
最後に、仕事の面白さを教えてください。
「仕事で最も楽しんでいるのは、恐らく出会う人々でしょう。チームの人たち、会社の人たち、クライアントの人たち。地域間、企業間、部署間の橋渡し役になることが好きです。仕事ではそれを楽しんでいますね。」
このインタビューはReMarkの「Insurance & Beyond 」シリーズの1つです。このシリーズでは、保険の専門家に話を聞き、保険業界の最新のトレンドや変化について質問します。