Japan20 Years4
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    Gang Pei Head of North Asia

今年は世界中が困難な状況に直面しています。しかし、ReMark Japanにとっては20周年を迎えることができた特別な年でもあります。日系企業の平均寿命は20年とも言われているので、その平均に到達することができ、そしてこれから新しい時代を切り開くことができることを大変嬉しく思います!

日本において変革は不可欠

我々のグローバル企業としての歴史を辿っていくと、36年間にわたり大きな変化を遂げてきました。ダイレクトメールマーケターから始まり、今ではInsurTechソリューションも提供しています。この変革は決して簡単ではなく、私たちは常に学びながら試行錯誤をしていますが、大変重要なプロセスです。日本での変革においては、常にお客様のことを考え、適応していく必要があります。また保険という伝統的な業界であることも考慮しなければいけません。2年前にReMark Japanの代表として舵をとり、変革を推進できたことを非常に光栄に感じております。そして、挑戦し続けていけばこれからの20年もReMarkは成功に満ちたものとなることを確信しています。

日本での成功体験の背景をいくつか紹介したいと思います:

私たちの顧客理解

ReMarkのミッションは「お客様に最高の顧客体験を提供する」ことです。これは顧客を理解することの重要性を示していると思います。最高の顧客体験はReMarkの事業において最も大切にしていることです。私たちのビジネスモデルはBtoBと認識されることが多いですが、常に日本消費者のニーズを理解することを最重視しています。ダイレクトメール、ウェブサイトのデザインにしても、テレマーケティングのスクリプトにしても、消費者トレンドを理解する上で役立つフィードバックを直接受けています。そして2014年からは世界消費者調査を行っており、毎年日本から500人の消費者が調査に参加しています。調査を行うことで、消費者がどんな保険商品に興味を持っているか、保険に加入する際はどのチャネルを好むか、そして業界を大きく変える可能性のある新しいテクノロジーに対しての見解を知ることができます。これらの知見はReMarkのビジネスの基盤となり、日本の顧客ニーズに適した保険商品やサービスをデザインする上で役立ちます。このプロセスを行うことで見積りから保険金請求までの円滑なカスタマージャーニーを提供することが可能になります。

データ・テクノロジーへの投資

ReMarkは10年以上前から世界的に「InsurTech企業への転換」という新しい戦略のもと、デジタルトランスフォーメーションを推し進めてきました。日本も例外ではありません。これまでの20年間で保険マーケティングキャンペーンはReMarkにとって不可欠なものであり、常にレスポンス率を最大化してきました。控えめに言っても、保険マーケティングは競争の激しい分野であり、競争の先頭に立つには、データ分析とモデリングに早い段階から投資することが必要でした。日本では全てのキャンペーンに対してデータモデリングを行い、最もレスポンス率が高いと予測される消費者を特定することができます。毎年アルゴリズムを改良し、適切にリスクを管理して成果を生み出すことに繋げています。ReMarkのグローバル戦略は過去10年で開発してきたテクノロジーを強化する「InsurTech企業への転換」です。これは日本でも等しく、あるテック企業と連携しているところです。昨年(2019年)、弊社のAIを活用したプロテクションスコアリングのコンセプトがiBankマーケティング株式会社のピッチコンテストで最優秀賞を受賞しました。毎年行う世界消費者調査でも新たなテクノロジーに対するトレンドを取り上げており、調査で得た知見は私たちの商品開発にも取り入れられています。

アジャイル文化

アジャイルソフトウェア開発のこと、そして、ビジネスにおけるその効果をすでに知っている方も多いでしょう。決まり文句としてではなく、アジャイル開発は常にReMarkの企業文化に根付いていると感じます。素早いフィードバックとそれに対応するサイクルの体制ができています。試行錯誤を重ね、市場と顧客のフィードバックを得て、商品や手法の改善を絶えず行っています。年間予算に沿った伝統的なオペレーションが主流の日本では、このアジャイル文化のアプローチはクライアントにとっても簡単なものではないとは理解しています。しかし今後、より多くのクライアントがこの迅速なアジャイル文化の効果を実感すると確信しています。

多様性があり風通しの良い組織

外国人として日本法人の代表になるとは思ってもいませんでしたが、これこそ私たちがグローバルであることの象徴だと思います。必ずしも皆保険業界出身ではなかったり、異なるバックグラウンドを持つ人がいたり、そして女性が多い職場でもあります。日本では対クライアントがメインのチームではありますが、世界中の同僚と綿密に連携しています。データサイエンティストがシンガポール、ファイナンスのプロがオランダ・アムステルダム、ITのプロがマレーシアに点在しているなどそれぞれのチームが私たちのソリューションの提供には重要な存在です。世界中に同僚がいることで世界の保険市場で起きているトレンドや革新に対して敏感になります。そして、ReMarkは多様性のある組織であり、新しいアイデアや商品、考え方を積極的に取り入れます。この多様性がクライアントとの仕事の進め方や提供するソリューションをユニークなものへと形づくりました。

異業種間のパートナーシップ構築

20年にわたり私たちが発展させてきたビジネスモデルは非常にユニークなものです。保険会社と提携し、保険会社の顧客である消費者に向けた契約獲得のためのキャンペーンを実施するという、言うならばB2B2B2Cという形です。このビジネスモデルを通じて私たちは非常に大きな成功を収めましたが、現在はエコシステム全体へのアプローチに取り組んでいます。ReMarkが中心となり、消費者や保険会社、クレジットカード会社のみならず、金融業界を超えて提携することでエコシステムを築いていくことを目論んでいます。さらに私たちは地方自治体、FinTech企業、そしてガーミンのようなヘルス&ウェルネス企業ともビジネス協力の機会を探っています。これは多くの人やものが関与し、その全てに対して価値を生み出す相互作用のある方法です。この20年間、このモデルを洗練し将来的に強い立ち位置を確立することを可能にすることができるような、素晴らしいパートナーシップを築いてきました。

ReMark Japanはこれから新たな時代を切り開いていきますが、これらの特徴は変わらずあり続けるでしょう。また20年後に日本がどういう状況にあるとしても、私たちは協力し続け、革新的なソリューションを創造し続け、私たちのお客様とその顧客の関係性を維持し続けたいと考えます。「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ」とピーター・ドラッカーが言ったように。